2012年10月2日火曜日

この木なんの木

自分の家が持てたら小さくて良いので庭が欲しいと思っていました。そこで、子供達が遊べたなら、家庭菜園が出来たなら、一本の木、小さな花が育てられたならどれだけ楽しことかと想像していました。それが、身分不相応にもこんなに広い庭を持つことになりました。なので、家のことと同じく庭のことも重要に考えていました。




家から向かって右側の庭。





家から向かって左側の庭とカーポート。





裏庭。


あまりにも数が多すぎるし成長しすぎた木を見て最初は全ての木を切り白紙の状態で庭作りをしようかと思っていました。でも、何度かここへ通ううちにこの木々達もこの家と一緒に成長しこの家を見守っていたのかと思うと、切ってしまうのは申し訳ない気がしてきました。しかし、それにしても多すぎます。数えてみると大小ざっと40本。前の持ち主さんは一年に一回剪定を頼んでいたそうで、一回10万円したそう。さすがに私達に支払うのは不可能なので、私達に管理出来る範囲の木の本数に減らすという考えに。それはそうと木の名前がまったく分かりません。幸い、お互いの両親が田舎育ちで木々に詳しいので一緒に同行してもらい残す木と残さない木を選別してもらいました。





門の左側に金木犀。花が咲くと家の隙間からとても良い香りが舞い込んでくるそう。→○(以下、残す木には○残さない木には×)





その奥隣に山桃の木。毎年バケツに何杯も取れるそう。山桃酒や万能薬になります。大きすぎるので枝を剪定。→○




そのお隣。貝塚の木。大抵、昔の家にはこの木が必ず一本はあります。生垣にもよく使われる木。個人的にはこの木の魅力がまったく分かりません。→○





その奥。クロガネモチの木。「苦労せずに金持ちになれるから」→クロガネモチと言う説と「人は、苦労し努力してこそお金持ちになれ(クロうしてカネモチ)」と言う説があるそう。お庭を持つ人は大抵この木を植えるそうです。鳥たちが好んでこの実を食べるので公園などにもよく植えられているそう。小鳥が遊びに来てくれたら嬉しいな。しかし少々大きすぎるので上の部分を剪定。→○




塀から随分飛び出てしまっている伸び放題のもみじ。伸びている部分を剪定。→○





出ましたこれまた貝塚の木。父曰く庭の角の目隠し用の木なのでいるそうです。→○




両親一同「要らない!」と言わしめた謎の木。山などによく生えているそうで一年でぐんぐん成長するそう。→×





縁側の前の柊木犀。こちらも金木犀同様、花が咲くと家の隙間からとても良い香りが舞い込んでくるそう(どんだけ隙間があるのか!?!)大きすぎるので枝を何本か剪定。→○








縁側前の大きすぎる貝塚の木。下から見るとこの迫力。こちらは最後まで迷ったあげく切ることに。この木を切ると縁側も明るくなるし随分と庭が広くなります。切った切り株を裏の川の手前に作る予定の柵に使えないかと検討中。→×





続いて家より向かって左側の庭にあるビワの木。こちらは実が落ちると腐るしカラスが食べに来たりするそうなので切ることに。→×





カーポートのすぐ手前に椿とヤツデ。→○




奥にオリーブと南天の木。オリーブは膝ほどの苗がここまで大きくなったそう。→○





裏庭。手前がクロガネモチの木。奥の屋根ほど高い木は木蓮。白か紫か分かりませんが大きな花を咲かすそう。→○





ドングリの木。→×





真ん中にカボスの木。毎年沢山実がなってご近所に配っていたそう。→○




また出た!謎の山に生える大木が裏庭にも生息。しかしここは市の土地となるため市にお願いして切ってもらうことに。裏庭は手前のもみじとカボス、木蓮、クロガネモチ以外は全て切って、家庭菜園の場所にすることに。





そして、最後の最後まで誰にも分からない門の手前に立つこの木。



門の手前に植えているぐらいだからきっと良い木なんだろうけど誰にも分かりません。そこで植物に詳しい親戚に写真をメールで送ってみるとすぐに返事が来ました。正解は『アメリカハナミズキ』。そう、ハナミズキ!それで、ここに植えられたのかと一同納得。時期が来るときれいな花を咲かせると思うととても楽しみです。もちろんこちらは→○


その他にもさつきや千両、葉蘭、紫陽花など沢山の植物がありました。全ての木の名前が分かりとても有意義な時間を過ごせて大満足。様々な植物に埋もれながら鑑定してくれた両親に感謝。この選別を元に植木屋さんと相談しつつ剪定をお願いしようと思います。そしてここに植えたかったユーカリの木が仲間入り出来たらいいな。とは言え、庭は一日にしてならず。ゆっくり時間をかけて少しずつ楽しみながら進めていこうと思います。







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