2012年10月27日土曜日

いる?いらない?

すっかり季節は夏から秋へ。金木犀の香りが心地よい今日この頃ですね。なーんて、挨拶風にしてみましたが家を購入してから一ヶ月が過ぎ、未だ着工に至っていない新居。元々じっくり進める予定だったので構わないのですが、小さな工務店に頼んでいる為、只今仕事が重なって忙しいようで今年中には住める予定とのことでしたがもしかしたら無理かもしれません。と、思っていたところカマクラさんよりキッチンの図面が送られてきました。



ステンレス一枚で作ってもらう予定です。少しの直しはありますが良い感じ。この図面に『食洗機』が設置されていますが、この『食洗機』いる?いらない? 


今現在、食器は手洗いしている我が家。食洗機を使っている友人に聞くと99%「あった方が良い」と言う答えが返ってくるのですが、実家にある食洗機に納得がいっていない私は未だ食洗機のことを疑っています。と言うのも、どうも食洗機を使うと米粒や微妙な汚れが取れていないことが多く、実家帰省中の時は食洗機があるにも関わらず結局手洗いしている私。母も大人数が集まる時以外は使っておらず、もっぱら乾燥機能だけ使っている様子。そう言うわけで食洗機って本当に必要なの?と、疑問を感じています。友人によると食器の入れ方にコツがあるらしく、そこさえ掴めば綺麗になるらしいのですが、ご飯茶碗などはやはり一回水に浸けてこびりついた米粒をスポンジで落としてから食洗機に入れる。って、もう手で洗った方が早くない?と、思ってしまうのは私だけでしょうか。でも、ストローなど手で洗いにくい物や茶渋なんかは綺麗に取れるそうなんですけどね。それともう一つ。洗って乾いたら、もしくは乾く前に拭いてすぐに食器棚に片付けたいタイプなのですが、洗って乾燥するまでかなり時間がかかるのも気になるところ。それでも子供が小学生になり私がパートなどに出るようになって、朝など忙しい時なんかに食洗機があったら便利なのかな?と、思ってみたり。





続いてコンロ。ガラストップコンロにしようと思っていたらこちらを見つけて心奪われてしまいました。




ハーマンのプラス・ドゥ。http://www.harman.co.jp/products/builtin/plusdo.html
火力も強くステンレスもキッチンと同じで合うし、何よりダッチオーブンまで入るグリル。ダッチオーブン!欲しい!これだ!と思って実物を見に行くと、スタッフの方がやんわりガラストップコンロの方をお勧めしてくれたのですが、それがこちら。






ハーマンのブリンクデュオ。http://www.harman.co.jp/products/builtin/duo.html
あれ?こっちもダッチオーブン入る。しかも上記のプラス・ドゥより大きなダッチオーブンが入ります。グリルが一回り大きなサイズでサンマなら5尾、ピザなら24cmの大きなサイズも切らずに焼けるって!一番気になっていたグリル機能が断然こちらの方が良い。


この機能、いる?いらない?


掃除も楽だしこちらを勧めたくなる気持ちも分かります。鍋などをちょっと置いておくのにガラストップだと置きずらいことを夫が気にしていたので聞いてみると、ガラストップの上にそのまま鍋を置いても大丈夫とのこと。それが気になるようなら別売りでゴトクもあるそうで問題はすぐに解決。プラス・ドゥを買うつもりで見に来てガラストップに変更して帰る人も多いそうです。家事を進んで手伝ってくれる夫は食洗機が欲しく、機能も優れているガラストップの方が良いようですが、基本的には私が好きなようにしたらいいと言ってくれているのでこれまた悩みます。


ムムゥ。。。。


しかしまぁ、食洗機と言いコンロと言い、今現在まったく無い物や機能でこんなに悩めるなんて何とありがたいことでしょう。無いからこそ悩むわけですが、無くても十分生活しているのに。すぐに着工していたらこんなにじっくり悩む時間も無かったわけだから、それも結果的にはありがたいことです。








こちら、一ヶ月前から我が家を占領していた物。




これだと何だか分かりませんが、組み立てると




はい、箱になります。よく、コンビニや薬局なんかで商品を棚に詰める時に使うボックス。引越はまだまだ先ですが早々と近所のコンビニの方が貸してくれていたのです。大小8ヶ。折り畳めますが狭い我が家。意外と場所を取って困っていたので新しい家へ一先ず置いておくことにしました。





そんな間にも断捨離続行中。ホッチキス5ヶに続き今度は爪切りが5ヶ出てきました。触発され断捨離に取りかかった友人からはシュノーケルが5ヶ出てきたという報告あり。何なのでしょう。断捨離のキーワードに『5』と言う数字が浮上してきました。次は何が5ヶ出てくるのか楽しみです。



2012年10月18日木曜日

絶賛、断捨離中!

年始めだからと言って目標を立てたりしない私ですが、今年はどう言うわけか「物を減らす」と決めたのでした。これも9ヶ月後に家を購入することの暗示だったのかもしれません。だって、あの状態のまま断捨離するのは倍の体力が必要だったでしょうから、、、。結婚して7年。来年の1月には8年目に突入します。その間に増えた物、物、物!


一月、まずは食器から目を通すと六年間一度も使っていない食器がわんさか出てきました。その全てが母からのもらい物で、もちろん気に入った食器は毎日のように使っているのですが気に入らない食器は全く使わない。残りの数の多い食器(コップなど)事足りている物はいくつあっても結局気に入った方を使うのでその他大勢の物は使わない。思い切ってごっそり捨てました。
二月、服。こちらも六年と一ヶ月一度も袖を通していない服がわんさか。痩せたら着る、授乳が終わったら着る(前開きでない服)、部屋着にする、姪っ子にあげる、そう思って取っておいた服。服はなかなか思い入れがあって捨てられなかったのですが、姪っ子にあげようと渡した服を見て「ごめん、このデザインはちょっと。。。」と姪っ子に拒否されてショック!そうか、自分ではまだ良いと思っている服でも人によっては価値がないのか。。。と思い処分。履かなくなったジーンズを今度は気に入って履いてくれる姪っ子を見て今までに感じたことのない嬉しさを知りました。
三月、バック、靴、その他。こちらも六年と二ヶ月一度も使っていない、履いていない物がわんさか。思い切って半分くらい捨てたはず。その他、書類関係や書籍、文具も処分。スッキリしたな〜と思っていたはずなのですが、あれから半年。只今、家を購入したのを機に引越し前の最初で最後の本気の断捨離に取りかかっている真っ最中。いきなりホッチキスが5個出てきて呆れました。半年前に断捨離したはずなのに。私は半年前5個もあるホッチキスを見て何をしようと思って取っておいたのでしょう。残りの人生にホッチキスが5個も必要でしょうか?ホッチキスの芯に至っては一生分くらい出てきました。



2、3年前から「断捨離」と言う言葉を耳にするようになりましたが、テレビや雑誌で見る断捨離を進めるアドバイザーにはひねくれ者のせいかどうも馴染めない。それを商売にしているのだから断捨離出来るに決まってる。私だってお金になるならどんどん物を捨てますよーぐらいに思っていた。そんな私をここまで搔き立ててくれた友人のクローゼット。





こんなクローゼット、テレビや雑誌でしか見たことない!もちろん断捨離アドバイザーでも何でもない一主婦の友人。何とわずか2年で500近くあったアイテムを53(パジャマ、冠婚葬祭用、帽子、バック覗くが靴も入れて)まで減らしたのです。靴を入れて53って!



平屋部分の床の間を全面ウォークインクローゼットにしようと思っていました。何度も見ているうちに残しておくことに。今はそんなに必要性を感じませんが自分たちが年齢を重ねたら床の間があった方が生活を楽しめるような気がして。床の間の隣には仏壇を入れるスペースも。これもやはり取っておいた方が良いという結論に。



代わりに隣の部屋の押し入れの半分をクローゼットにすることにしました。昔の家なので押し入れが広い!これなら彼女のようなクローゼットを設置出来そうです。



さて、私も数日かけて数えてみました。半年前に断捨離したはずなのに、ショップの店員でもないのに、235アイテムもある!そのほとんどは『いつか着る服』。半年前に断捨離して半年後に新たに断捨離して分かったこと。『いつか着る服』はこの先も『ずっと着ない服』。『痩せたら着る服』は『痩せないから着れない服』。『姪っ子が着ない服』は『誰も着ない服』。それを踏まえて、捨てるorあげる服を83。帽子は9ヶ捨てることに。それでもまだ152アイテムもある。コートが6着。ジャケットが10着。カーディガンが14着!まだまだ修行が足りません。彼女が推薦するマワハンガー(どんな服をかけてもズレ落ちない!)を購入しようと思っているのですが、これだとまだまだハンガー代だけでえらいことになりそう。引越までは時間があるのでまたこの中からもう一度要らない物を絞っていこうと思います。いつか彼女の様なクローゼットになるのを夢見て。


※どこか嫁に行ってくれるだろうか。。。※


テレビや雑誌に出てくる人ではなく、身近にここまで出来る人がいると自分でも出来るんじゃないのか?と錯覚してしまうようです。私、何と彼女のお宅にまで十数年ぶりに押しかけてお家訪問させてもらいました。クローゼットからキッチンから寝室から下駄箱から全てを見せてもらって、本当に綺麗に整頓されていてビックリ。普通、一つくらい来客に見られたくない部屋や戸棚があるものだけどそれが何もないんですから。限られた厳選された物だけがあるべき場所に収まっている。だからといってホテルの様な無機質なイメージはなく暖かみのあるお家。DIYもお手のもので壁は珪藻土を自分達で塗ったり、ドアを自作したりと、とにかく出来ることは何でもする彼女。こんな清い生活が私に出来るだろうか。まだ始まったばかりなので当分先だと思いますが少しでも彼女に近づけたらなぁ。でも、絶対に真似出来ないことがこちら。





これで4人家族の食器全てって!
これだけは真似出来ない!


2012年10月11日木曜日

たかが棚 されど棚


紙が好きです。紙の臭い、質感、何に使うのか分からない小さな紙切れまで取っておくタイプ。結婚するときに沢山処分しましたがそれでもまだ手元に残っている書籍類。一方、夫はレコードが好きです。DJをするわけでもなく、家で聴くだけの趣味ですが LP/7inch、 私のレコードと合わせてざっと2000枚。CD1000枚(実家に持て帰ったCD1000枚)。決して多くはありませんが少ないとも言い難い枚数です。今まではレコード屋さんから頂いた棚を使っていましたが棚に入りきらないレコードが沢山出てきたのでいよいよ一つにまとめたい。そんなわけで、いつかリビングに床から天井までの備え付けの壁面収納が欲しいと思っていました。押し入れやキャビネット、小さな本棚にばらばらに押し込まれている書籍を全部そこに集結させてあげたい。そして空いた時間にふと手に取って見たい。子供達にも気になる本があれば勝手に手に取って見てもらって多いに結構。レコードと書籍が全部収められる大きな棚。


ラフスケッチ図

「こんな備え付けの棚、作ってもらったらいくらぐらいするもんですかね?」何の気なしにカマクラさんに聞いたらとんでもない金額を言われてビックリ!備え付けは無理だねってことで他の棚を探してみたもののこれがなかなか見つからない。ただの本棚ならいろんなデザインの物が沢山あるのですが、ここにレコードを収めるとなると重量に耐えられる強度が必要になります。知っている人には言うまでもありませんがレコードって枚数が増えると凄く重い。普通の木の棚に収納したら時間が経つと曲がってしまいます。ボックスタイプではない棚でレコードの重量にも耐えられる壁面収納棚。するともう、ネット検索ではこれしか出てこなくなりました。








はい、まさしく大容量の壁面収納。思い描いていたものとは少し違いますが悪くはない。本や雑貨も置ける。別売りで多目的な専用の収納引き出しまで付いている。これと同じ物を作ってもらったらこの金額よりも高くなりますとカマクラさんに言われたので値段的にも納得。ただ、ただ・・・・どうしても色が気に入らない!!!どうしてこの色しかないのでしょう。もう少し飴色の木目が綺麗な・・・って、無垢じゃないシナ合板にそんなこと言っても無理な話。と、思っていましたが調べたところによると塗装も無理ではないそう。塗料の選び方によっては木目が引き立ち、少し飴色になる浸透生のツヤなし塗装も可能だそうです。しかし、写真で見る分の色味と本当に自分たちが望んでいる色味が同じなのか?こればっかりはやってみなければ分かりません。ハイリスク・ハイリターン!しかも、欲を言えばこの棚にターンテーブルとパソコンを置きたい。でも、このデザインじゃ無理!(本末転倒!)


その後いろいろ検討した結果、TRUCKAG SHELF L-SIZE(http://truck-furniture.co.jp/shop/products_cab0002.html)を2つ置いたらどうだろうと言う話になりました。でも、どうなんだろう?このサイズでレコードと本とターンテーブルとパソコンが収まるのか・・・?何だか収まらない気がしてきました。挙げ句の果てにはリビングにレコードを置くのをやめようと言い出す夫。でも、そうなるとレコードは2階に収納され、ますます聴く機会がなくなりそうです。すると、夫が上のレコードラックを塗装したものを一つ、AG SHELFを一つ、 並べて置けばいいのではないかという案を出してきました。なるほど、それならレコードも本もターンテーブルもパソコンも置ける!少し光が見えてきた!?!



引越はまだまだ先なのに9月中にはレコードをダンボールに入れ終わっていた夫。




先週の金曜日、カマクラさんとようやく一回目の打ち合わせ終了。多忙なため一日寝込んでいた(一日しか寝込めない多忙さ)カマクラさん。病み上がりにもかかわらず2時間半、私達素人の要望を根気よく聞いてくれました。「取りあえず、これで見積もりだしてみましょう」とのこと。見積もり金額によっては棚もレンガと板の簡素な物になる可能性も多いにあり得るのですが。どうなることやら。

2012年10月2日火曜日

この木なんの木

自分の家が持てたら小さくて良いので庭が欲しいと思っていました。そこで、子供達が遊べたなら、家庭菜園が出来たなら、一本の木、小さな花が育てられたならどれだけ楽しことかと想像していました。それが、身分不相応にもこんなに広い庭を持つことになりました。なので、家のことと同じく庭のことも重要に考えていました。




家から向かって右側の庭。





家から向かって左側の庭とカーポート。





裏庭。


あまりにも数が多すぎるし成長しすぎた木を見て最初は全ての木を切り白紙の状態で庭作りをしようかと思っていました。でも、何度かここへ通ううちにこの木々達もこの家と一緒に成長しこの家を見守っていたのかと思うと、切ってしまうのは申し訳ない気がしてきました。しかし、それにしても多すぎます。数えてみると大小ざっと40本。前の持ち主さんは一年に一回剪定を頼んでいたそうで、一回10万円したそう。さすがに私達に支払うのは不可能なので、私達に管理出来る範囲の木の本数に減らすという考えに。それはそうと木の名前がまったく分かりません。幸い、お互いの両親が田舎育ちで木々に詳しいので一緒に同行してもらい残す木と残さない木を選別してもらいました。





門の左側に金木犀。花が咲くと家の隙間からとても良い香りが舞い込んでくるそう。→○(以下、残す木には○残さない木には×)





その奥隣に山桃の木。毎年バケツに何杯も取れるそう。山桃酒や万能薬になります。大きすぎるので枝を剪定。→○




そのお隣。貝塚の木。大抵、昔の家にはこの木が必ず一本はあります。生垣にもよく使われる木。個人的にはこの木の魅力がまったく分かりません。→○





その奥。クロガネモチの木。「苦労せずに金持ちになれるから」→クロガネモチと言う説と「人は、苦労し努力してこそお金持ちになれ(クロうしてカネモチ)」と言う説があるそう。お庭を持つ人は大抵この木を植えるそうです。鳥たちが好んでこの実を食べるので公園などにもよく植えられているそう。小鳥が遊びに来てくれたら嬉しいな。しかし少々大きすぎるので上の部分を剪定。→○




塀から随分飛び出てしまっている伸び放題のもみじ。伸びている部分を剪定。→○





出ましたこれまた貝塚の木。父曰く庭の角の目隠し用の木なのでいるそうです。→○




両親一同「要らない!」と言わしめた謎の木。山などによく生えているそうで一年でぐんぐん成長するそう。→×





縁側の前の柊木犀。こちらも金木犀同様、花が咲くと家の隙間からとても良い香りが舞い込んでくるそう(どんだけ隙間があるのか!?!)大きすぎるので枝を何本か剪定。→○








縁側前の大きすぎる貝塚の木。下から見るとこの迫力。こちらは最後まで迷ったあげく切ることに。この木を切ると縁側も明るくなるし随分と庭が広くなります。切った切り株を裏の川の手前に作る予定の柵に使えないかと検討中。→×





続いて家より向かって左側の庭にあるビワの木。こちらは実が落ちると腐るしカラスが食べに来たりするそうなので切ることに。→×





カーポートのすぐ手前に椿とヤツデ。→○




奥にオリーブと南天の木。オリーブは膝ほどの苗がここまで大きくなったそう。→○





裏庭。手前がクロガネモチの木。奥の屋根ほど高い木は木蓮。白か紫か分かりませんが大きな花を咲かすそう。→○





ドングリの木。→×





真ん中にカボスの木。毎年沢山実がなってご近所に配っていたそう。→○




また出た!謎の山に生える大木が裏庭にも生息。しかしここは市の土地となるため市にお願いして切ってもらうことに。裏庭は手前のもみじとカボス、木蓮、クロガネモチ以外は全て切って、家庭菜園の場所にすることに。





そして、最後の最後まで誰にも分からない門の手前に立つこの木。



門の手前に植えているぐらいだからきっと良い木なんだろうけど誰にも分かりません。そこで植物に詳しい親戚に写真をメールで送ってみるとすぐに返事が来ました。正解は『アメリカハナミズキ』。そう、ハナミズキ!それで、ここに植えられたのかと一同納得。時期が来るときれいな花を咲かせると思うととても楽しみです。もちろんこちらは→○


その他にもさつきや千両、葉蘭、紫陽花など沢山の植物がありました。全ての木の名前が分かりとても有意義な時間を過ごせて大満足。様々な植物に埋もれながら鑑定してくれた両親に感謝。この選別を元に植木屋さんと相談しつつ剪定をお願いしようと思います。そしてここに植えたかったユーカリの木が仲間入り出来たらいいな。とは言え、庭は一日にしてならず。ゆっくり時間をかけて少しずつ楽しみながら進めていこうと思います。