今日から記録として自分と近しい人へ向けて期間限定の日記を書こうと思います。何故なら4年間探し続けたお家が見つかったから。このお家が出来るまでを日々、写真と一緒に記録として残しておきたい。老後の酒のつまみに。
父の助言「ずっと探し続けていればここしかない!と思う土地、家が必ず見つかるから焦らずに探しなさい」を心にとめて探してきました。いいなぁと思っても話しが進まなかったり広くて安い土地が見つかっても道が狭かったりとなかなか上手い具合に見つからない。夫の仕事場に近く小さくてもいいのでお庭のような場所もある建て売りや建築条件なしの土地、または家。
M町100坪。古家あり。
古家を壊して50坪ずつ分けて売り出したい。
この情報をもらっても何故かすぐには見に行きませんでした。
数週間後、夫が一人で見に行っての一言目が、
数週間後、夫が一人で見に行っての一言目が、
「ナシじゃね。」
その日は今にも雨が降りそうなどんより曇り空。近くの古いアパートから歯が3本抜けたカツラ(ズレて白髪が丸見え)のヨボヨボの老婆がタオル片手に夫をずっと見ていたそうで。その物々しい雰囲気に夫は
「ナシじゃね。」
と、なったようでした。
そうは言われても何だか気になる私。数日後、晴れた午前中に今度は家族で見に行ってみました。驚いた。そこには風流な古家が建っていたのです。和風の平屋と洋風の二階建てがいい案配でひっついている。木の建具に並模様のついた窓。細長い煙突に縁側。大袈裟かもしれないけど私には映画のワンシーンに出てくる家の様に見えた。家もさることながら庭も広すぎるほどの土地。庭も広ければ木も大きい。この家に住みたい!たて壊すなんてもったいない!夫も晴れた日に見たこの家にまんざらでもない様子。
腕を見るといよいよミサンガが切れそう。多分、ずっと探していた家はここだったに違いない。やっとに会えた。
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